【エキゾチックレザー】

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こんにちは。
エキゾチックレザーとは一般的に革として認識されている牛や馬などの家畜動物ではない、ワニやパイソンなどの希少動物の革のことを指します。
通常の革にはない特別な雰囲気を持つ革で、病み付きになってしまう方もいるくらいです。
今回は以前ご紹介した【革の種類と特徴】に続き、そんなエキゾチックレザーの種類をご紹介します。

【ニシキヘビ(パイソン)】


ウミヘビやコブラも使われますが、全身に美しい斑点模様があるニシキヘビが主に使用されています。
中でも菱形の模様が入ったダイヤモンドパイソンは人気が高く、ヘビ革の代表格として扱われています。
使い込むことで鱗が寝て変色する経年変化を楽しめる他、金運アップとしても人気です。

【トカゲ(リザード)】


ワニやヘビと並んで人気の高いトカゲ革は、強い光沢感と美しい細かな模様が特徴です。
元々丈夫ですが、その模様により傷が目立ちにくいので様々な用途で使われています。
ワニやヘビに比べて柄が細かいことから、控えめで使い勝手が良いのもポイントです。

【ワニ(クロコダイル、アリゲーター)】


ワニ革は一般的に高級品として扱われることが多く、エキゾチックレザーの代表格と言える革です。
一言でワニ革と言っても大きく分けてクロコダイル・アリゲーター・カイマンワニと3つ存在し、種類や部位など細分化すると様々な特徴や柄が選べるのが人気の理由です。

【ダチョウ(オーストリッチ)】


クロコダイルと同様、高級品として有名なオーストリッチ。
特徴は体表面の40%にのみ存在するつぶつぶの羽軸跡(クイルマーク)で、主張し過ぎずとも一目でわかるその凹凸と、革製品の中でもトップクラスの丈夫さでとても扱いやすい革とされています。
また、脚部は爬虫類比較に似た表面でオーストレッグと呼ばれ、1匹から2本、しかも面積が狭いのでこちらも希少とされています。

【ゾウ(エレファント)】


独特な皺感とビーズ状の表面が特徴のゾウ革。
摩擦に強く耐久性があり、使い込むことで経年変化を楽しめるのが特徴です。
エキゾチックレザーの中でも特に輸出入の規制が厳しいので希少な革の一つです。

【エイ(スティングレイ・ガルーシャ)】


ハードな質感と美しいビーズの様な突起が特徴のアカエイの革で、スティングレイやガルーシャと呼ばれています。
牛革の10倍近くの強度があり、水生生物だけあって水にもめっぽう強いのが特徴です。
1匹に1ヶ所しかない光を感知する第三の目は、スターマークと呼ばれ、デザインのアクセントとして人気の高い部位です。
また、とにかく固く強い革なので加工が難しく、熟練された限られた職人しか取り扱うことが出来ないのもポイントです。

【サメ(シャークスキン)】


細かい網目状の凹凸があるシボが特徴で、独特のザラザラ感があるシャークスキン。
筋繊維が密なため丈夫で傷が付きにくく、耐水性が高い点も特徴です。
獲れる量が少なく、養殖も難しいので希少性が高い革です。
また、咬みついて求愛したり、気性が荒く表面に怪我を負っている個体が多いので、更に希少性が高くなっています。

以上、如何だったでしょうか?
目と手の両方でわかりやすく楽しませてくれるエキゾチックレザー。
人とは違った革、少し変わった革を選びたい方は選択肢に入れても良いかと思いますよ。