自宅で簡単!男性が知っておきたいベルトの正しいサイズ調整法

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「このベルト、気に入って買ったんだけど、ちょっとサイズが合わないんだよな…」ですとか、「自分で穴を開けてみたけど、どうも収まりが悪い…」なんてお悩み、ありませんか?

せっかくのベルトも、サイズが合っていないと、なんだか着こなしが決まらなかったり、着け心地が悪かったりしますよね。それに、無理やり使っているとベルト自体を傷めてしまうこともございます。

でもご安心ください。実は、ご自宅で簡単に、そしてきれいにサイズを合わせられるベルトがあるんです。今回は、その「サイズ調整」の方法を、丁寧にご案内させていただきますね。

まず、大切なポイントがひとつございます。お手持ちの、またはこれからお選びになるベルトが、「ご自身でサイズ調整できるタイプ」なのか、それとも「サイズが決まっているタイプ」なのか、をご確認いただくことです。

見分け方は、こちらの画像をご覧ください。

サイズ調整可能なベルトの金具
A:バックル部分にサイズ調整用の金具が付いているタイプ
サイズ調整できない固定されたベルト
B:金具が無く、縫い付けなどで帯が固定されているタイプ

タイプBの、金具がなく固定されているベルトは、後からのサイズ調整が難しいものがほとんどです。ですので、もしそのタイプのベルトをお求めの場合は、ご購入の際にしっかりと試着して、ご自身のウエストにぴったりのサイズを選ぶようにしてくださいね。

ちなみに、ベルトの穴はいくつか開いているのが一般的ですが…

ベルトの穴の画像
ベルトの穴(一般的に5つほど)

この穴のうち、**真ん中の穴**で留められる長さが、最も理想的なサイズとされています。そうしておけば、体調の変化や、座ったり立ったりする際の腹囲の増減などにも無理なく対応できるんですよ。

そして、先ほどご紹介したタイプAの「サイズ調整用金具が付いているベルト」であれば、ご自宅で、ご自身のサイズに合わせて帯をカットし、調整することが可能です。ちょっと難しそうに思えるかもしれませんが、意外と簡単にできますよ。それでは、その手順をご説明させていただきますね。

サイズ調整に必要な道具

さあ、いよいよサイズ調整に使う道具のご準備です。どれもご自宅にあるようなものばかりかもしれませんよ。

ベルトサイズ調整に必要な道具類(メジャー、ペン、ドライバー、ハサミ)
  • メジャー(スケールや、長めの定規でも代用できます)
  • ペン(ベルトに印をつけられれば、鉛筆でも跡をつけられるものでも構いません)
  • マイナスドライバー(バックル金具をこじ開けるのに使います。ハサミの先や、丈夫なステープラーの芯外しなどで代用できることもございます)
  • ハサミ(ベルトの帯はある程度厚みがあるので、できるだけ切れ味の良いものがおすすめです)

これらの道具が揃いましたら、早速始めてみましょう!

  1. ステップ①:カットする長さを測りましょう

    まずは、どれくらい短くすればちょうど良いのかを測ります。実際にベルトを使う時と同じように、ズボンを穿いてベルトループに通してみてください。
    ベルトの剣先(先が尖った方)をバックルに通し、一番しっくりくる、ちょうど良い位置でベルトを締めます。その時、バックルの位置がどこに来るかを確認し、その位置から、**ベルトの真ん中の穴まで**の長さを測ります。

    ベルトの長さを測る様子
    理想の長さは「真ん中の穴」の位置で留まる長さです。

    この測った長さが、「バックル側でカットすべき長さ」になります。

  2. ステップ②:バックルから帯(ベルト本体)を取り外します

    ベルトのバックル部分と、革や布の帯を分離させます。金具の形状は様々ですが、多くのタイプには、バックルを帯に固定している金具に小さな「窪み」や「隙間」があります。
    そこにマイナスドライバーの先などを慎重に差し込み、テコの原理を使うようにして金具を持ち上げてみてください。パカッと開くはずです。

    バックルから帯を取り外す様子

    金具が開いたら、帯に食い込んでいるギザギザの爪や尖った杭から帯をそっと外し(怪我には十分ご注意ください!)、金具から帯を引き抜けば分離完了です。

  3. ステップ③:帯をカットします

    バックルから外した帯の、カットする側の端(バックルがついていた方)から、ステップ①で測った長さをメジャーで計り、ペンで印をつけます。

    ベルトの帯をカットする様子

    ここで大切なのが、帯に対して**直角に**線を引くことです。これがカットする時のガイドになり、まっすぐきれいに切ることができますよ。曲がってしまうと、バックルに取り付けたときに見た目が悪くなるので、丁寧に線を引いてください。
    そして、ここがポイントなのですが…もし「失敗したくないな」とご不安な場合は、測った長さよりも**ほんの少し(5mm~1cm程度)短め**に線を引いてカットしてみてください。もし短すぎても、また少しだけ切って調整できますが、一度長く切りすぎてしまうと元には戻せませんので、慎重にいきましょう!
    引いた線に沿って、切れ味の良いハサミでまっすぐに帯を切断します。

  4. ステップ④:バックルに帯を取り付け直します

    カットした帯の端を、取り外した時と逆の要領でバックルに差し込みます。

    バックルに帯を取り付け直す様子

    帯の端がバックルの中に**しっかりと奥まで**入っていることを確認したら、ギザギザの爪や杭が付いた方の金具を上から被せ、力を込めて「パチン!」と音がするまでしっかりと閉じます。
    金具が閉まったら、帯を軽く引っ張ってみてください。しっかりと固定されて、外れる気配がなければ取り付け成功です!

  5. ステップ⑤:サイズを確認して完成!

    さあ、いよいよ試着です!完成したベルトをズボンに通して、真ん中の穴で留めてみてください。

    サイズ調整が完了したベルトの試着イメージ

    いかがでしょうか?真ん中の穴でぴったりと気持ちよく留まれば、サイズ調整は完了です!お疲れ様でした。
    もし、まだ少し大きいかな?と感じる場合は、お手数ですがステップ①からもう一度お試しください。少しずつ調整していくのが失敗しないコツです。

いかがでしたでしょうか?ご自身の手で、ベルトのサイズをぴったりに調整できるなんて、ちょっとした達成感もありますよね!

実は、ベルトって、思っている以上に周りの人から見られているアイテムなんです。どんなに素敵なスーツやパンツを穿いていても、ベルトが緩すぎてだらんと下がっていたり、逆にきつすぎて不格好になっていたりすると、全体の印象が少し残念になってしまうこともございます。

ぜひ、この機会にベルトのサイズを見直して、真ん中の穴で気持ちよく留まる「ジャストフィット」な一本を身につけていただきたいです。

もちろん、ライフステージに合わせて体型が変わられた場合など、どうしても現在のベルトでは調整が難しくなった場合は、新しいベルトをお探しいただくのも良い機会かもしれませんね。MONOROオンラインストアでも様々なベルトをご用意しておりますので、ぜひご覧になってみてください。

ご自身の体に合ったベルトは、着け心地が良いだけでなく、きっと着こなしをより一層引き立ててくれるはずです。